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美里町北浦。手作りのキッシュとタルト、自家栽培の野菜を販売しているお店「禾食や(かじきや)」さんをご紹介します。

動画リポート

　平成26年4月「キッシュ」のお店「禾食や」をオープン。開店と同時にお客様が来店し、お昼過ぎには完売となる事も多い人気のお店。

　キッシュはフランスのパイ料理の一つで、パイ生地にベーコンやチーズなどの具と、生クリームと卵を混ぜたものを詰め、オーブンで焼いたもの。

　地中海沿岸地域でも一般的な家庭料理として食されていますが、この辺りでは馴染みがなく、口にする機会が少ない料理ではないでしょうか。お店ではタルトの販売もしており、キッシュと並ぶ人気の商品となっています。

　また、ご主人が営んでいる農園(齋藤農園)では、お米、しそ、そして県内では珍しい年間約50種類もの西洋野菜を栽培供給しており、採りたての農作物と地元の食材などを使用し「キッシュ」・「タルト」を提供しています。

夫妻で考えた店名「禾食や(かじきや)」の由来は、「禾(か)」は穀物、耕すの意味で、自分達が営む農家の仕事。「食(じき)」それらを元に食べる。

「や」は、お店や、あれや、これや、などの”や”で、まだ続きがあるという意味で、夫妻が今行っている全ての事が名前に込められています。

パイ生地で作った器の中に、自前の野菜、チーズ、厳選した食材をたっぷりのせたキッシュは絶品!是非ご堪能下さい。

甘味のある生地、そして具材の組み合わせと味が絶妙に美味しいキッシュ。

生地はガチッと、旬のものを取り入れ、よそでは中々味わえない逸品です。

お店には季節に合わせた約10種のキッシュとタルトケーキが並んでいます。

色や形が特徴でもある、西洋野菜の香りと味をご食卓でも味わってみませんか。

齋藤農園さんで栽培している、こちらも珍しい西洋野菜が店頭にお目見えしています。他のお店では扱っていない種類の野菜主に西洋野菜を栽培しており今回店頭にはズッキーニ・バジル・イタリアンレタス・ルバーブの4種が置かれていました。

　ほとんどの野菜は、地元の飲食店や県内外へ出荷しているため店頭に置かれる数量や種類は変わってきますが、我が家の食卓ではお目にかかれない野菜も多く、どのように調理してよいものか・・・?という心配はいりません!美味しい食べ方や調理方法など教えてくれますので、気軽に聞いてみてくださいね!

　この日も初めてお目にかかる西洋野菜「ルバーブ」が並んでおりました。ご主人に見た目がふきのような野菜ルバーブのジャムをご馳走になり、甘酸っぱさがすご~く美味しく、思わずお代わりしてしまいました。(*^^) この日、私はキッシュ5個・タルト5個そしてイタリアンレタス2 袋を購入いたしました♪

禾食やと農園を営んでいる、齋藤貴浩さん・夕香里さんご夫妻

　人が生きるために必要な食を通して、自ら営む農家とお店、そして子供達に対する思いなどご夫妻から奥深いお話を聞かせて頂きました。

　安心・安全・美味しいものを作り上げるまでには、数ヶ月もの過程があり、おもてには見えない裏方の苦労と大変さ、自然や天候、様々な障害を越えてたどり着いたものが、私たちが毎日口にする美味しい食材・食品なのだと、生産者の方々の苦労と喜びを、改めて考えさせられた取材となりました。

「農家は技術者」と夕香里さんは言います。禾食やさんのFacebookでは、美味しいものを食べて頂くと共に、出来上がるまでの過程も知っていただければと、動画を通じて伝えています。是非、ご覧になってくださいね。