思い出深い着物、母が着ていた着物

熟練された職人の技で、蘇らせます。

　三代続く染色工芸・呉服販売・悉皆（しっかい）の着物専門店「坂本京染店」さんでは、熟練した技と高い技術を持つ職人が、大切な思い出の着物を美しく蘇らせてくれます。今回はその職人技を取材させて頂きました。

動画リポート

シミ抜き

　クリーニングしても落ちなかったシミや汚れを、汚れの種類に合わせて溶剤を変えて落としていきます。

　オリジナルの技術を持つ職人が、個々の事情に即した適切な対応にて、他店で無理と断られたシミ・汚れを限りなく元の状態に戻します。

湯通し

　お仕立て前のメンテナンス。新しい着物は展示用に様々な加工が施されています。糊や発色剤など、美しく見せる加工も実際にはシミ、カビ、アレルギーの要因でもあります。

　新しい肌着は一度洗ってから着るのと同じで、「湯通し」は大量の湯水により生地の不純成分と余剰染料をすすぎ出し、絹本来の風合いを再現する加工です。仕上げに湯のしをしますので、生地の巾や皺、柔軟性も整います。

柄彩色直し

　古めかしくなったり、傷んだ金彩や柄色をお直し致します。古い留袖や訪問着などが見違えるように復活いたします。

　今となっては派手になってしまった柄色の変更も可能だそうです。自分だけのオリジナルを持つことができます。

湯のし

　高温蒸気で生地を熨し、生地の巾や皺、柔軟性を整えます。

　縮緬系の反物や新しい反物を仕立てる前などに、専用の機械で蒸気を当てながら生地の巾を整えていきます。

湯のしすることにより、着物の風合いを蘇らせ発色をよくします。

柄足し

　柄にもう少し華やかさ欲しい・・・そんな時に！また、気になるシミや傷などには裾柄と同じ柄で隠すことも可能です。

　お洒落な華紋や、オリジナルで柄を付け加える事などもできるそうです。ご相談ください。

洗張り

　伝統的な昔ながらの完全キモノ洗い。着物を反物に解き、大量の湯水と特殊洗剤、絹を傷めない専用のブラシで表面汚れと地汚れを洗い出します。

　丸洗いでは取れない地色のくすみには洗張りが最適です。仕立て直しやリメイクをお考えの方にお奨めいたします。

着物を安心して着ていただく為に

坂本京染店さんでは色んな場所に、安心して着物で出掛けて頂けるよう次の商品をご紹介しています。

安心着物で末永く

お店でお奨めする「クリスタルガードと、安心保険付のパールトーン」加工は、汚れやシミ・液体から着物を守り、簡単なお手入れで末永く安心してお使い頂けます。

心配のない着物専用クリーニング

坂本京染店さんオリジナルの「京洗」の他に、どの方にも満足いただける工芸美術品専用の「極上洗」で、落ちない汚れは生地部分まで抜染し再び同じ柄色を入れたりと、様々な事例に適切な対応で美しく仕上げて頂けます。

日焼け直し

うっかり長時間太陽に晒したり、長期収納で着物の褪色。いつの間にか褪色してしまったお着物でも、お色直し可能！